logo

※ 笑愛と一般的な堆肥についての比較です。

原料

笑愛

鶏糞、豚糞、サトウキビ、酵母菌

一般的な堆肥

牛、豚、鶏の畜糞(ボカシ肥料の場合は油粕、魚粕、魚骨粉、カニ殻、米ぬか、ステビア等)、藁・籾殻等の木質原料

有機物を発酵させる菌

笑愛

酵母菌(真核生物)は、人体に最も安全といわれる菌

一般的な堆肥

細菌(原核生物)のうち人体と作物に有害といわれる菌

製造方法

笑愛

鶏糞、豚糞、サトウキビに酵母菌を加えて発酵し、菌態化

一般的な堆肥

畜糞などを発酵・乾燥

製造方法過程

笑愛

①食用である酵母菌によって糞(有機物)を発酵から 菌態化。発酵によって数日間70〜75℃の高熱が発生
→糞に含まれている人体や作物に有害な原核生物(大腸菌、サルモネラ菌、ブドウ球菌など)を滅菌
→糞(家畜のエサ)に混入している種子が死滅

②酵母が増殖する過程の代謝産物として抗生物質を産生
 →高温環境で死滅しない有害細菌にも抗菌性を示す
 →人体に安全な酵母が産生する抗生物質は同様に無害であると考えられ、食品関係の利用としては最適。また、煮沸程度の加熱処理では抗菌効果が失われない
 →抗生物資自体にも高い栄養を含む糞に含まれる有害細菌や種子を高熱①と抗生物質②のWのチカラで死滅させる

一般的な堆肥

①主に腐敗菌によって家畜の糞を発酵させる(腐らせる)。数日間60°C以上の熱が発生
 →発熱で死滅しない多様な菌や種子が残る

②多種多様な菌類が増殖する過程の代謝産物として、それぞれが抗生物質(抗菌性物質)を産生するが、人体や作物に対して毒性が高い抗生物質も含まれる

微生物の分類

園芸農作物病原菌の死滅温度

  • 100℃ ・・・ 若干の雑草の種子と病原菌
  • 70℃~80℃ ・・・ ほとんどの雑草の種子
  • 67.5℃~72.5℃ ・・・ 全植物の病原菌、ほとんどの植物ビールス
  • 60℃~70℃ ・・・ 土中の昆虫
  • 57.5℃ ~ 62.5℃ ・・・ ほとんどの病原菌、害虫、なめくじ、むかで
  • 57.5℃ ・・・ フザリウム腐敗病菌(グラジオラス)
  • 55℃ ・・・ ポトリティス・灰色かび病菌
  • 52.5℃ ・・・ 立枯病菌(なす等)
  • 50℃ ・・・ 白絹病菌(トマト、ナス)、菌核病菌(キュウリ等)
  • 47.5℃ ・・・ 線虫
  • 45℃ ・・・ 水カビ

以上のように土壌中の病原菌、害虫、雑草のほとんどは 60℃~80℃で約10分間の内に死滅します。笑愛は製造過程で数日間70〜75℃の状態になり、ほとんどの病原菌が死滅します。

製品の状態

笑愛

ペレット状
OMJ登録・日本農林規格有機JAS資材
 →有機たい肥(OMJ)登録があり、日本国で最も安全性が高い証明
菌態たい肥
 →酵母菌が繁殖して生き続ける
化学肥料以上の栄養素を保有

一般的な堆肥

土状/土状/ペレット状/液状
多種多様な菌(人体や作物に良い菌も悪い菌)を含む
 →有機物を腐敗菌で発酵させた「たい肥(牛糞たい肥や鶏糞たい肥)は病害虫が発生する
 →農薬散布が必要

使用法

笑愛

笑愛のみ
 →ただし、使用前に土壌改良が必要な場合もある

一般的な堆肥

◯わらや落ち葉などの植物原料の「堆肥」
化学肥料を使用しないと品質や収穫量が不安定になりやすい。土壌菌(腐敗菌)による病気も発生しやすい。
 →農薬散布が必要になる
◯動物性(主に排泄物)の「たい肥」。化学肥料不要で栽培できるが、腐敗菌による病気が堆肥よりも害があり、病害虫が発生しやすい。
 →農薬散布が必要になる

使用後の農地の状態

笑愛

①酵母菌の代謝産物である抗生物質が土壌内に広がることで他の細菌が抑制され、最終的には人体や農作物に害を与えない酵母菌などが生き残る
 →連作障害が起こらない
②バクテリア(カビ)がいなくなることで、ミミズ→モグラ→ヘビといった捕食者がいなくなる
 →害虫や害獣が激減
 →(参考)ミミズのいる土壌
③高い栄養を含む酵母菌の抗生物質は、水に溶け出しにく、土壌に長期間保持される
 →長期に渡って増収穫
 →水質を汚染しない
④酵母菌などの働きによりアンモニア(NH3-N)をよく分解して窒素(N)を産生
 →化学肥料の併用が不要なほど栄養が高い土壌に
 →アンモニア臭を嗅ぎつける蝶などの害虫が飛来しない
⑤酵母菌などの働きにより土が細粒子化することから作物が根を張りやすく保水性高くなり、養分を豊富に吸い上げて丈夫になる
 →完熟堆肥使用時と比べ収穫物の栄養価・味が格段に向上し、収量が2倍以上になることもある
 →収穫物には人の健康に有用な酵母菌も存在
⑥糞に混入している種子がほぼ死滅している
 →雑草の発芽がほぼない

一般的な堆肥

①土壌中では多種多様な菌がせめぎ合い、その環境に適した菌が優勢となっていく
 →作物に有害な菌が増殖することで連作障害が起こりやすくなる
②ミミズの餌となる多くのバクテリア(カビ)が土壌に多く存在するので捕食者は減らない
③栄養成分は水に溶けやすい
④堆肥のアンモニアや化学肥料(窒素)が土壌に浸透
 →硝酸態窒素へと変化 →水質汚染の原因

※硝酸性窒素は、無味、無臭、無色透明で気づくことはないが、土壌に保持されにくいため地下水や河川水に溶け出しやすい性質をもつ。乳児の胃などではその一部が還元されて硝酸性窒素となり赤血球のヘモグロビンが酸化され「メトヘモグロビン」に変化。酸素と結合できず、血液中の酸素が少なくなり酸素欠乏症を起こす。硝酸態窒素は強い発がん性物質にも変化する。また、飲料水中の硝酸塩濃度が高いとインシュリン依存型糖尿病の罹患率を上げる。

⑤土は細粒子化しない
⑥糞に混入している種子が死滅しきっていない
 →雑草の発芽がある

地下水汚染について

環境省が実施した地下水汚染事例に関する実態把握調査の結果によると、硝酸性窒素等による地下水汚染の主な原因は、農地への過剰な肥料投与、家畜の糞尿の不適正管理、生活排水です。笑愛は使用後の農地の状態などからもわかるように、地下水にも優しい「たい肥」です。

平成30年度までに判明した硝酸性窒素等の地下水汚染事例の汚染原因 (合計3,372件/特定1,827件/複数回答)

  • 農地への過剰な施肥 ・・1,706件
  • 生活排水の地下浸透 ・・729件
  • 家畜排せつ物の不適正処理 ・・720件

作業効率

笑愛

作付前に土壌に混ぜる(1回のみ)

一般的な堆肥

作付前に土壌に混ぜるほか、農薬による防除などの作業が数回必要

価格

笑愛

高い。※ただし、単体使用で効果を発揮するので 別途の「化学肥料」や「農薬」は不要

一般的な堆肥

安い。※ただし、化学肥料や農薬の併用が必要でそれらを合計すると笑愛と価格はほぼ変わらない

農家にとってのメリット

笑愛

①農作業が大幅に軽減される
②新規就農者でも失敗が少ない
③完熟堆肥使用時と比較してコストはほぼ同じだが、収量や作物の栄養価・美味しさが格段にアップすることから収入面が向上する
④耕作放棄された農地でも回復しやすい
⑤育てる作物を選ばず米・野菜・果樹・お茶・花卉(かき)などすべて共通で使用できる

消費者にとってのメリット

笑愛

①どんな堆肥を使用したのかがわかり、安心安全な農産物が食べらることができる 
②栄養価が高く、酵母菌やその抗生物質が含まれる農産物は健康に良い
③農業生産が安定供給されれば店頭に並ぶ量や購入価格が安定する
④家庭菜園でも高品質な農産物を育成できる
⑤地下水汚染が改善すれば、魚や貝などを安心して食べられるようになる

新潟にとってのメリット

笑愛

①農業大国の新潟であるが、農業者の平均年齢は70歳を超ている。この数年で生産量の激減が予想される中で、県民の台所を支える収量の確保は必須である
②高栄養で美味しい農産物を生産することで他県と差別化し、競争に打ち勝っていく
③化学肥料や農薬の使用を減らすことでクリーンな農業県としてイメージアップを図れる
④全国的に水産物も高評価を得ている新潟県なので水質汚染の低減はさらなる評価につながる

日本にとってのメリット

笑愛

①家畜の糞が有効活用されれば悪臭や水質汚染が減る
②農薬を使用しない清浄な土地が広がる
③人間にも、人間以外の生物にとっても安全で住みやすい環境となる
④水質汚染起因のがんや糖尿病等の疾病が減る
⑤食糧自給率の向上につながる

Copyright © Shoi.jp 2023 All Rights Reserved.

aaa